![環境とからだによい新品種の育成](sub_ti01.gif)
人間が生産活動をいとむためには、自然と共生し、環境を守っていかなければなりません。特に水環境の保全は重要で、その水は山の林によって育まれています。山を守ることが人間やあらゆる生物の生存を可能にし、山で育まれる水や森林は昔から人間社会に大きな恩恵をもたらしてきました。しかし、今は人工林が放置される日本の各地で山が荒れています。
山の自然は人類が祖先から預かり、次の人類に手渡していかなければならない財産です。山を守っていくには、木を植えるだけでなく、森林をよりよく管理していくことが重要です。そして数十年という単位ではなく、100年、200年といった長いサイクルで森を育てていくことです。
そうした森林や野生種の植物については、亜高山の貴重な生物資源が保存される北アルプスの中部山岳国立公園や、森林と人間社会の境界となる里山などを中心に、植生や土壌などの調査と研究活動を続けています。
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【研究概要・課題】
・中部山岳国立公園における緑化と土壌保全
・地球温暖化防止のための緑化工学からの検討 |
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